先日のこと岡山市の御南(みなん)まんまるこども園と今年から新たに姉妹園の御南認定こども園も加わって両園で卒園制作のお手伝いをさせて頂きました。
両園では昨夏に粉状の粘土に水を混ぜて”粘土状”にしたものを使って造形活動「つちねんど遊び」を行っており、今回はその経験を生かして個々に好きなものの制作に取り組み最後は野焼きにして仕上げました。
卒園制作では丸めた新聞紙を芯にしてその上に粘土を張り付けたり、手のひらで細長く伸ばしたり思い思いのやり方で恐竜、クワガタ虫、カメさん等々好きなものを作っていきました。
野焼きではブロックで囲いをした中に炭を敷き詰めその中に作品を埋めて焼きました。
炭に囲われた炉の中で刻々と変化する作品の様子やその後引き上げて水を張ったバケツの中に一気に入れて急冷する際に起きる”ジュワー”という音と立ち上がる蒸気のドラマチックな様子を興奮気味に見つめる子どもたちの姿。
複雑な焼き色が付いた自作を不思議そうに眺める園児たちの嬉しそうな表情は私にとってもかけがえのない大切な思い出となりました。
その後誰からともなく「作品に名前をつけよう」という話になった様で展示された作品の横にそれぞれ思いのこもった名前をつけていました。
園長先生をはじめこども園の先生方の熱意によってこの様な活動のお手伝いをさせて頂けた事を心より嬉しく思っております。
弊工房ではこの様な教育現場でのお手伝いもさせて頂いております。
ご都合に合わせ、個々にご相談に応じておりますのでお気軽にお問合せください。